ニュース 商業・サービス 作成日:2016年7月6日_記事番号:T00065091
民進党への政権交代を受け、台湾を訪れる中国人ツアー客が急減し、中国人客への依存度が高い宿泊・観光施設が苦境に陥っている。6日付中国時報が伝えた。
国民党の洪秀柱主席も日月潭を訪れ、業者の訴えに耳を傾けた(6日=中央社)
日月潭などの観光地を抱える南投県では中国人客が7割も減少した。同県には昨年通年で320万人、毎月27万人の中国人客が訪れた。しかし、現在は毎月9万人にまで激減している。生き残りをかけ、業界内で値引き競争が起き、あるホテルでは従来3,000台湾元(約9,400円)だった宿泊料金を1,000元余りまで下げるところも出てきている。
南投県の観光業界による対策会合が5日に開かれ、参加者からは中国人客の減少に対する具体的な対策を政府に求める声が上がったほか、台湾人向けの「国民旅遊カード」による旅行優待について、8割を台湾の宿泊・飲食施設で消費するよう制限を加えるべきだとした。同県観光業界はまた、中国で個人旅行客の誘致活動を行うほか、日本、韓国、香港、東南アジアなどからの観光客誘致にも努めていく。
観光客の減少はツアー客が中心だ。中華民国旅行商業同業公会全国聯合会の朱祺雨秘書長は「個人旅行はそれほど減少していないが、ツアー客は約3割減少した。ただ、7月初め時点の状況を見ると、夏休みの旅行シーズンにはツアーの数がやや増えそうだ」と話した。
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