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違法旅館が急増、予約サイト普及など背景に【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年7月6日_記事番号:T00065092

違法旅館が急増、予約サイト普及など背景に【図】

 交通部観光局の資料を基に6日付経済日報が調べたところ、台湾全土で違法に運営される旅館の数が今年は533軒と前年の411軒から30%近く増加していることが明らかとなった。台湾でも数多くのオンラインホテル予約サイトが利用できるようになっていることや、低価格な宿泊施設の不足、旅館業への法的な参入障壁が高いことが背景にあるようだ。

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 台湾では現在、アゴダ、エクスペディア、ブッキングドットコム、易遊網(ezトラベル)、Airbnb(エアビーアンドビー)などのオンライン旅行会社(OTA)がホテル予約サイトを運営しており、こうしたサイトに認可を受けていない旅館が大量に情報を掲載し、宿泊客受け入れている。各県市政府も市民からの通報を基に検挙に乗り出しているが、追い付いていない状況だ。

 台北市観光伝播局の簡余晏局長によると、同市では今年3月から、予約サイトを運営するOTA業者に違法旅館リストを提供し、サイトから削除するよう要求している。さらに消防局や建築管理工程処、国税局などが連携し、違法旅館に対する検査のスピード化を進めている。

 このほか昨年10月から旅館開設に関する相談サービスの提供も開始しており、違法旅館の合法化を支援している。