ニュース 商業・サービス 作成日:2016年7月6日_記事番号:T00065093
スウェーデン系家具販売大手、イケアのたんすが転倒し、子どもが死傷する事故が相次ぎ、同社が北米でリコール(回収・無償修理)した問題で、台湾経済部標準検験局(標検局)は5日、問題となった「Malm(マルム)」シリーズのたんすが台湾でも6万棹(さお)販売されたことを明らかにした。6日付中国時報が報じた。
同局によると、家庭用たんすに対する国家標準が定められていないため、イケア側にリコールを強制することはできないという。同局はイケア側が購入客に自発的に通知を行い、たんすの固定作業を行う方向で調整を図っている。
イケアの対応は他国に比べ消極的だ。米国では販売済みの3,000万棹近い商品の回収や代金の返金が進められているが、イケアは「欧州の安全基準を満たしており、米国以外の48カ国・地域では回収計画はない」と説明した。イケアは回収措置を取らない理由として、壁への固定が必要であることを説明書に明記している点を挙げている。
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