ニュース 電子 作成日:2016年7月7日_記事番号:T00065108
グーグルのモバイル端末用OS(基本ソフト)、「アンドロイド」搭載スマートフォンは今年の春節(旧正月)以降、低価格機種で世界的に買い替え需要が高まったことなどを受け、サプライチェーンへの発注量が増え、一部重要部品は供給不足に陥っていた。しかし7日付電子時報によると、最近では在庫水準が上昇し、部品不足の懸念がなくなったことから発注にブレーキがかかっているようだ。
低価格アンドロイドスマホメーカーは上半期、買い替え需要の高まりのほか、台湾や日本で発生した地震の影響でファウンドリーからのチップ出荷が遅延する事態が生じ、一部重要部品が供給不足に陥ったことを受けてサプライヤーへの発注を積極化した。
台湾のIC設計大手、聯発科技(メディアテック)も、顧客からの発注増により出荷が追い付かない事態となり、聯華電子(UMC)や中芯国際集成電路製造(SMIC)といったファウンドリーに生産委託を振り分けることで対応した。
ただ現在では供給不足状況も落ち着き、下半期は新機種投入に動きが見られないこと、アップルのiPhone新機種発売が見込まれることから、中国などのアンドロイド・スマホメーカーによるサプライチェーンに対する発注の勢いは弱まっているようだ。
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