華碩電脳（ＡＳＵＳ）は12日、スマートフォン「ZenFone」シリーズの新機種「ZenFone3」を発売した。13日付工商時報が報じた。
ZenFone3シリーズは、従来の格安スマホ路線とは一線を画した（同社リリースより）
「ZenFone3」は同シリーズ３機種のエントリーモデルで、ディスプレイサイズ5.5／5.2インチでクアルコムのスナップドラゴン625を搭載。カメラには大立光電（ラーガン・プレシジョン）の高機能レンズ、およびソニーの最新ＣＭＯＳイメージセンサーを採用しながら、価格は7,990～9,900台湾元（約２万6,000～３万2,000円）に抑えた。同社スマホの今後の主力機種として、当面は月間100万台の生産を見込む。
ディスプレイサイズ6.8インチの「ZenFone3ウルトラ」は７月27日、旗艦機種となる「ZenFone3デラックス」は８月の発売予定。カメラ画素数を2,300万画素に引き上げ、価格は「ウルトラ」が１万7,990元、「デラックス」が１万5,990元、１万7,990元、２万4,990元の３種類。ＡＳＵＳにとって高価格帯への参入となる。「デラックス」は5.7インチのアクティブマトリックス式有機ＥＬ（AMOLED）パネルを採用。スナップドラゴン820を搭載し、メモリーは６GBと業界最高水準だ。最高モデルの価格は、アップルiPhone6sシリーズに迫る。
