路線バスの新店客運は12日、台北市政府交通局に対し、８月から土日の運行を停止すると通知した。国定休日、台風接近時に災害防止の観点から政府機関や学校を休みにする「台風休暇」の際も運行しない。労働部が８月から労働基準法の解釈変更で、７日以上の連続勤務を禁止することに対する抗議を示すものだ。13日付経済日報が報じた。
新店客運は台北市と新北市で22路線を運行しており、新北市の16路線は１日当たりの輸送量が延べ６万2,000人を超える。台北ＭＲＴ（都市交通システム）新店駅～烏来と新店駅～坪林の２路線は独自路線で、毎日約7,000人が利用している。
台北市政府交通局は、新店客運から運営計画の変更申請をまだ受け取っておらず、利用者の権益のため、話し合いを継続すると示した。また台北市政府は、運営計画の変更は関係機関の審査が必要で、審査を通らずに運行を停止した場合は公路法（道路法）に基づいて罰金を科すとけん制した。現在、追随するバス会社は出ていない。
