中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会（海協会）の陳徳銘会長が12日、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）など台湾ハイテク企業の中国株式市場での上場を支持すると述べたことを受け、ＴＳＭＣは「検討したことはなく、計画もない」と表明した。14日付蘋果日報が報じた。
陳会長は同日、台湾区電機電子工業同業公会（電電公会、TEEMA）が中国・江蘇省昆山市で主催した博覧会に出席し、中国はＴＳＭＣの南京12インチウエハー工場計画を重視しており、もし関連企業が中国で上場するなら全力で支援すると話した。陳会長の発言に、中国国務院台湾事務弁公室（国台弁）も賛意を示した。
また陳会長は、台湾ハイテク企業の中国上場について、中国証券監督管理委員会（証監会）と既に協議していると明らかにした。
