ニュース 金融 作成日:2016年7月15日_記事番号:T00065256
第一商業銀行(ファースト・コマーシャル・バンク)の現金自動預払機(ATM)から大量の現金が不正に引き出された事件を受け、金融監督管理委員会(金管会)は中華民国銀行商業同業公会(銀行公会)に対し、1カ月以内にATMのセキュリティー対策を講じるよう要求。同公会は今後、各銀行に外部に委託しているATM管理業務を自行で行い、リスクを低減するよう求めていく方針だ。15日付経済日報が報じた。
ある銀行の主管によると現在、支店に設置されたもの以外のATMへの現金の補充、ハードおよびソフトウエアの更新、遠隔監視といった業務は外部に委託している。
政府系銀行のATMのほとんどは支店内に設置されているが、民間銀行ではコンビニや都市交通システム(MRT)駅などにも数多くのATMを設置しており、自行での管理に切り替えた場合、負担が増大することになる。
またハードウエアのメンテナンスやソフトウエアの更新などは、専門業者の介入が必要となる場合は、行員の立ち会いの下で保守作業を行ったり、業者からディスクのみの提供を受けてソフトの更新は行員自らが行うなど、安全対策を強化する方針だ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722