ニュース 金融 作成日:2016年7月15日_記事番号:T00065257
第一商業銀行(ファースト・コマーシャル・バンク)の現金自動預払機(ATM)が不正操作され、現金8,390万台湾元(約2億8,000万円)が盗難に遭った事件で、捜査当局は14日、実行犯の外国人は少なくとも6人おり、うちロシア籍の2人を含む4人が既に出境。残る2人が台湾に潜伏しているとして指名手配した。15日付聯合報が伝えた。
指名手配の入境時の写真。メガネをかけた場合、ひげがある場合など、さまざまな変装を想定したイメージ写真を空港に張り出しており、出境防止を目指す(14日=中央社)
捜査当局は台北市の第一銀吉林支店、木柵支店の監視カメラ映像を公開。犯行に及んだのは既に身元が明らかになっているロシア籍の2人、ラトビア籍の1人ではなく、別の外国人だった。警察は既に氏名や国籍を特定している。
捜査当局は、盗まれた現金は台湾に潜伏している実行犯が所持しており、今後はマネーロンダリングを経て海外に持ち出されることを警戒している。また、実行犯を発見できれば、現金を取り戻せる可能性があるとみている。
出入境記録によると、実行犯の一部は今月2日に「先遣隊」として台湾入りし、下見を行っていたもようだ。7、8日にはロシア籍の2人、ラトビア籍の1人が共犯と台中で合流。9日から犯行に及んだとみられる。
警察は現時点で台湾人の共犯が存在することを示す物証はないとしているが、台湾側に共犯がいる可能性も完全には否定していない。
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