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UMCと提携の中国・晋華、DRAM工場に着工


ニュース 電子 作成日:2016年7月18日_記事番号:T00065275

UMCと提携の中国・晋華、DRAM工場に着工

 先ごろ、台湾のファウンドリー大手、聯華電子(UMC)と提携契約を結んだ中国・福建省の晋華集成電路が16日、同省泉州市晋江市でDRAMの12インチウエハー工場を着工した。2018年9月に月産6万枚で試験生産を開始する予定だ。UMCは同社からDRAMに関する製造プロセス技術の開発を受託しており、中国工業情報化部(工信部)の陳肇雄副部長は「同工場は福建省と台湾の集積回路産業における提携モデルとなる」と語った。17日付工商時報が報じた。

 晋華集成電路のDRAM工場は第1期投資額が53億米ドルで、福建省電子信息集団、泉州市と晋江市が共同で出資する。中国国家発展改革委員会(発改委)高技術産業司の孫偉副司長によると、同工場は第13次5カ年計画(16~20年)における集積回路生産力計画の重要項目にリストアップされているという。

 晋華集成電路との提携についてUMCは、「提携範囲は技術開発に限定されており、晋華への出資やDRAM産業への参入は計画しておらず、両岸(中台)DRAM産業の発展に影響は及ぼさない」と説明している。しかし業界では、UMCにとって提携は特殊メモリー市場参入に向けた準備との見方が浮上している。