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ファウンドリーの生産能力、15年にメモリー超え


ニュース 電子 作成日:2016年7月18日_記事番号:T00065277

ファウンドリーの生産能力、15年にメモリー超え

 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)のレポートによると、ファウンドリー業全体の生産能力は2015年の段階でメモリーを上回って半導体産業で最大となり、今後も数年間は同様の状況が続く見通しとなっている。また台湾は、世界最大のファウンドリー生産拠点として安定した地位を築くとみられる。16日付工商時報が報じた。

 中台で継続して投資が行われる中、ファウンドリーの生産能力は、毎年5%ずつ成長するとSEMIは予測しており、17年末には月産能力が8インチウエハーにして600万枚に達するとみられる。

 なお台湾積体電路製造(TSMC)と聯華電子(UMC)を含む台湾のファウンドリーは、12インチウエハーの世界全体の生産能力のうち55%以上を占めており、さらにTSMCでは10ナノメートル製造プロセス時代の到来に向けて、新竹科学工業園区(竹科)の12インチ工場「Fab12」第7期拡充、および中部科学工業園区(中科)の12インチ工場「Fab15」第5、第6期拡充による準備を進めている。UMCも28ナノプロセスの生産能力を継続して拡充しているほか、南部科学工業園区(南科)の12インチ工場「Fab12A」でも第5期建屋拡充で14ナノプロセスによる生産の準備段階に入っている。