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AUOの商用パネル出荷、構成比3割に拡大へ【図】


ニュース 電子 作成日:2016年7月18日_記事番号:T00065278

AUOの商用パネル出荷、構成比3割に拡大へ【図】

 液晶パネル大手、友達光電(AUO)は、車載用や広告ディスプレイ用、産業用コンピューター(IPC)用、医療用などの商用液晶パネル出荷の2桁成長が続いており、今年は構成比30%へと、昨年の20%から拡大する見通しだ。商用パネルは景気動向の影響を受けにくく、安定した収益を確保することが狙いだ。18日付工商時報が報じた。

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 蔡国新総経理は、商用パネルは信頼性が重要と強調。例えば、車載用パネルの品質が悪ければ、車両自体の評価が下がるため、価格より品質が重視されると指摘した。同社の車載用パネルは、高解像度、広色域、広視野角、耐久性で優れており、出荷先の90%は欧米、日本、韓国などの自動車メーカー大手だと説明した。センターパネル出荷は2014年第4四半期から世界首位を維持している。

 また蔡総経理は、広告用パネルは小型から超大型まで生産が可能で、製造の自由度が高い上、広い販売網を有し、保証期間が長いと優位性をアピールした。パネルから完成品に至るまでサービスが可能で、出荷が急増していると明かした。IPCパネルはカスタムメイド、多品種少量生産で、日本のパネルメーカーを抜いたと指摘した。

 同社の第1四半期の売上高構成比は▽テレビ用、44%▽商用、18%▽ノートパソコン・タブレット端末用、17%▽モニター用、16%▽携帯電話用、5%──だった。