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不当党資産処理条例、国民党抵抗で採決できず


ニュース 政治 作成日:2016年7月18日_記事番号:T00065296

不当党資産処理条例、国民党抵抗で採決できず

 与党民進党は15日、立法院の会期最終日に野党国民党を事実上狙い撃ちする内容の「不当党資産処理条例」案の成立を目指したが、国民党の徹底抗戦で深夜までに採決に持ち込めず、審議時間切れで散会となった。与野党の攻防は臨時会に持ち越しとなった。16日付蘋果日報が伝えた。

/date/2016/07/18/18voting_2.jpg双方の議員は最後にはプラカードを掲げて自党の主張を訴えた(15日=中央社)

 国民党は同日、時間稼ぎを図るため、蔡英文総統に南シナ海政策に関する報告を求めたものの、与野党折衝が決裂。国民党はその後、条例とは無関係の議案について、点呼方式での採決を繰り返し要求し、本会議で230回の採決を重ねた段階で午前0時を回った。

 民進党議員団の呉秉叡幹事長は「国民党は条例案の成立を一時的に阻むことができても、ずっと阻み続けることはできない」とし、臨時会での条例案成立を目指す考えを強調した。

 一方、国民党議員団の林徳福書記長は「民進党の多数による暴力を際立たせるための戦略だ」と徹底抗戦の構えを崩さなかった。