ニュース 電子 作成日:2016年7月19日_記事番号:T00065301
ソフトバンクグループが18日に英国の半導体設計大手、ARMホールディングスを買収すると発表したことについて19日付経済日報は、ソフトバンクは今後、友好企業と協力してモノのインターネット(IoT)分野での展開を拡大していくと予想され、ヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」の生産などで提携関係にある鴻海科技集団(フォックスコン)にとって大きなプラス効果をもたらすとの見方を示した。
ソフトバンクはARM買収により、ハイテク産業の最川上と最川下を掌握することになるが、業界関係者は、鴻海は中間の端末機器、センサー、クラウドプラットフォームなどに強みを有しており、ソフトバンクは同グループの協力を得てIoT分野での展開を進めていくと分析した。
なおARMはファウンドリーの台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)が重要なパートナーとするほか、IC設計の聯発科技(メディアテック)、盛群半導体(ホルテック・セミコンダクター)、新唐科技(ヌヴォトン・テクノロジー)がARMアーキテクチャを採用するなど台湾企業と関係が深いが、ソフトバンクのARM買収によるIC設計業者への影響について業界関係者は、知的財産(IP)ライセンス料を一括で支払っている業者への影響は小さいが、ICの製造数量に基づいて使用料を支払っている業者の場合、影響は大きいと指摘した。
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