ニュース 電子 作成日:2016年7月19日_記事番号:T00065304
台湾の電気音響部品大手、美律実業(メリー・エレクトロニクス)は18日、傘下の美特科技(香港)と中国のコネクター最大手、立訊精密工業(ラックスシェア・プレシジョン・インダストリー)が投資協力に関する覚書を交わしたと発表した。立訊精密は、美特科技(香港)が設立した美特科技(蘇州)に4億~6億人民元(約63億~95億円)を出資し、同社の40~60%株式を取得する計画で、共同で受注獲得を目指す方針だ。19日付経済日報が報じた。
今回、ラックスシェアからの出資金は蘇州工場の拡充や将来的な技術取得用の資金に充てられる。
なおラックスシェアは当初、メリーの第三者割当増資を引き受けてメリーの株式25.4%を取得し、筆頭株主となる計画だったが、経済部投資審議委員会(投審会)は6月末、メリーの業界における地位の重要性を考慮し、産業にマイナス影響を及ぼす可能性があるとして投資申請を却下した。
今回の美特科技(蘇州)に対する出資についてメリーは「先ごろの申請却下とは無関係で、同件については再申請を予定している」とコメントしたが、証券会社は、中国企業が投審会の審査を経ずに台湾企業と資本提携を結ぶ迂回(うかい)的な手法と指摘した。
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