ニュース 機械 作成日:2016年7月19日_記事番号:T00065305
第一商業銀行(ファースト・コマーシャル・バンク)でハッキングにより現金自動預払機(ATM)から現金8,000万台湾元(約2億7,500万円)余りが引き出された事件を受けて、第一銀をはじめ、各行がATM交換を検討している。全行で2,000台、1台50万元で計算すると、商機は10億元に上る。19日付経済日報が報じた。
第一銀は、被害に遭った独ウィンコール製「ウィンコールPC1500」438台を全て交換する計画だ。ウィンコール製の他2機種54台は、検査で問題がなければ今週中に使用を再開する。
ATM交換を計画しているのは現在、第一銀を含む銀行8行で約1,800台。銀行関係者によると、ATMは最もシンプルな機種で25万元、多機能の機種だと40万~80万元。
台湾の銀行、中華郵政(郵便局)に設置されているATMは2万7,200台余り。仮に5年以内に10~25%が交換となれば、商機は34億元規模となる。
ATMメーカーの三商電脳(MDS)、日立、米ディーボルト(ウィンコールを買収)、米NCRの他、ソフトウエアの友通資訊(DFI)、樺漢科技(エノコン)も恩恵を受けそうだ。
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