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合一生技の糖尿病潰瘍新薬、臨床試験で成果


ニュース 医薬 作成日:2016年7月19日_記事番号:T00065306

合一生技の糖尿病潰瘍新薬、臨床試験で成果

 中天生物科技(マイクロバイオ)傘下のバイオ新薬開発会社、合一生技(ワンネス・バイオテック)は18日、糖尿病足病変による潰瘍(かいよう)を治療する新薬「ON101(WH-1)」の第3相臨床試験が所期の目標を達成したとする中間発表を行った。19日付工商時報が伝えた。

 黄山内董事長は「欧州、中国で同時に第3相臨床試験を行い、世界発売までの期間を短縮したい」と述べた。

 合一生技の発表によると、臨床試験の結果、潰瘍の治癒率は60%を超えた。「1級、2級」の潰瘍に対し、16週間の治療で治癒率が60%を超えた新薬は唯一だ。同社は台湾で衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)に「スピード審査システム」の適用を申請するほか、米国で第3相臨床試験を開始し、年内にも「画期的療法」の資格申請を行う。

 証券会社によると、ライバルの米デルマ・サイエンシズが2週間前、同様の新薬の臨床試験に失敗したことを公表しており、合一生技はデルマを一歩リードした格好だ。