ニュース 政治 作成日:2016年7月19日_記事番号:T00065320
南シナ海で台湾が実効支配する太平島が国際仲裁で「岩礁」扱いされたことについて、20日にも立法院外交・国防委員会の江啓臣召集委員(国民党)ら少なくとも6人の立法委員が太平島を視察し、台湾の主権を主張する計画だ。19日付中国時報などが報じた。
漁船団が出港予定の東港。漁民らは「(太平島が)島であることを行動で示す」と意気込んだ(18日=中央社)
江召集委員は馮世寛国防部長にも同行を求めたが、国防部長の参加は見送られた。
一方、屏東県の遠洋漁業基地、東港で漁船10隻が20日にも太平島周辺の海域に向かう方針を固めており、漁船団を率いる「海吉利」号の船主、鄭春忠氏は行政院農業委員会(農委会)漁業署が出港を見合わせるよう圧力をかけてきたと不満を表明した。ただ、同署による圧力説が事実かどうかは判然としない。
鄭氏は18日夜、漁会(漁協)の事務室に呼び出され、漁会関係者から海吉利号が一般漁船ではなく、輸送船であることから、輸送任務以外で出港すると免許を取り消される可能性があると告げられたという。
鄭氏は「漁民が自発的に領土を守ろうとしていることのどこが間違いなのか。世界の笑い者になる」と述べ、あくまで出港を目指す考えを強調した。
ただ、漁業署は圧力をかけたことを否定し、「どこから出たデマなのか」と戸惑いを見せたという。
漁船団には大小の船舶から参加表明があったが、航行距離や安全性を考え、大型船舶中心で出港する予定だ。
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