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Iパスカード機能搭載ウエアラブル、ガーミンが発売


ニュース 電子 作成日:2016年7月20日_記事番号:T00065329

Iパスカード機能搭載ウエアラブル、ガーミンが発売

 全地球測位システム(GPS)の世界最大手ブランド、ガーミンは19日、都市交通システム(MRT)で、南部を中心に使用されている非接触型ICカード乗車券「一卡通(Iパスカード)」による支払い機能を搭載したブレスレット型ウエアラブル(装着型)端末「vivosmart HR」を発売すると発表した。MRTやバス運賃のほか、大手コンビニエンスストアなど台湾全土2万カ所以上での支払いに同製品の利用が可能となる。価格は5,990台湾元(約2万円)。20日付工商時報が報じた。

/date/2016/07/20/01Garmin_2.jpg同製品は、時計機能のほかに運動量や心拍数の測定・記録ができる(同社リリースより)

 Iパスカードは7月初めに台北MRT全駅の自動改札で利用可能となったほか、政府の電子マネー利用普及政策に合わせて、衣食住、交通、教育、娯楽などさまざまな分野で利用できるようになっている。ガーミンの王正偉アジア地区副総経理は、台湾消費者のモバイル決済需要が高まっていることから今回の提携を決めたと説明した。

 一方、Iパスカードを運営する一卡通票証の施勝耀董事長は、台湾の個人消費支出に占める電子決済利用の比率は2015年時点で26%にとどまっているが、政府の推進政策により今後は大幅な成長が見込めるため、さまざまな電子製品や金融ツールとの融合を目指すと語った。