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鴻海傘下の亜太電信、台湾初のVoWiFiサービス開始


ニュース 電子 作成日:2016年7月20日_記事番号:T00065330

鴻海傘下の亜太電信、台湾初のVoWiFiサービス開始

 鴻海科技集団(フォックスコン)の通信キャリア、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)はこのほど、高音質通話サービス「VoLTE(ボルテ)全球通」を開始した。台湾初となるVoWiFiサービスだ。現在対応しているスマートフォンは、鴻海が生産している米インフォーカスのInfocus M372とアップルのiPhone6/6s、iPhoneSEなど。20日付工商時報が報じた。

 携帯通信事業者の業界団体、GSMAによると、VoWiFiの特徴は専用アプリなどのダウンロードなしにWi-Fiネットワークから優先的に電話をかけられ、国際ローミング通話料が不要になることだ。

 亜太電信は、同社の「全国壹大網」と同時に申し込むことで、無料で国際電話がかけられると強調。海外で仕事をしている人や旅行者は、すぐに通話ができ電話代が節約できるとアピールした。

 現在VoWiFiサービスを提供しているのは米国、カナダ、英国、香港など12カ国・地域の通信キャリア18社のみ。このうち米国ではAT&T、T-モバイル、スプリント、ベライゾン・ワイヤレスがサービスを提供している。