華碩電脳（ＡＳＵＳ）は20日、英国の欧州連合（ＥＵ）離脱決定によるポンド安を受け、10月に英国でパソコンの希望小売価格（ＳＲＰ）を約９％引き上げると発表した。宏碁（エイサー）は検討中だ。21日付工商時報が報じた。
ＡＳＵＳは、ポンドが今年に入り７％下落、英国のＥＵ離脱決定でさらに下落し、前年同期比15％ポンド安が進んだためと説明した。
英国市場では、デルが11日にＰＣの１割値上げを発表。ＨＰが追随し、８月１日から価格を１割引き上げると発表していた。
ＡＳＵＳは、ＰＣ世界４位、欧州３位で、欧州の売上高が３割以上を占める。ユーロ圏での値上げについて同社は、現在ユーロは安定しており、今後英国のＥＵ離脱決定の影響でユーロ安が進めば販売価格を調整すると表明した。
