外電によると、ノートパソコン受託生産メーカー、和碩聯合科技（ペガトロン）の中国子会社、旭碩科技（重慶）は先月、中国のスマートフォンメーカー、楽視移動智能信息技術（北京）と戦略提携意向書を締結した。重慶工場から今後、楽視移動のスマホを出荷する。21日付蘋果日報が報じた。
市場調査会社の統計によると、楽視移動は昨年スマホ市場に進出し、年間販売台数は400万台、主に仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）が受託生産していた。今年ペガトロンが加わるが、依然コンパルが最大サプライヤーの座を維持するとみられる。楽視移動の今年第１四半期のスマホ販売台数は400万台で、年間2,000万台を目指す。
ペガトロンは近年、重慶市にノートＰＣ生産能力を移転し、江蘇省蘇州市でも一部を生産、江蘇省昆山市や上海市では主にスマホを生産している。
英業達（インベンテック）はこれまでに重慶市にノートＰＣ生産能力の80％を移転した。年内には95％まで引き上げる計画だ。
