ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台北の宿泊施設、中国人減で稼働率低下


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年7月21日_記事番号:T00065362

台北の宿泊施設、中国人減で稼働率低下

 訪台中国人観光客の大幅減少を受け、台北市の一般宿泊施設482軒の1~5月稼働率は59.5%と前年同期比8.4%低下し、過去4年で最低となった。王鴻薇台北市議会議員(国民党)の発言として21日付聯合報が報じた。

 王市議によると、訪台中国人観光客の97.5%が台北を訪れるが、寧夏夜市(ナイトマーケット、大同区)は1~5月の延べ訪問者数が前年同期より27万人、約3割減少し、士林夜市(士林区)も5月に訪問者数が減少に転じた。また、台北101展望台、故宮博物院、中正紀念堂などの観光名所でも5月客数が前年同月比で17万8,000人、8%減少した。

 台北市は今後4年間で800万台湾元(約2,700万円)を投じ、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国からの観光客数を延べ200万人増やす計画だ。ただ、王市議は、中国人観光客は年間延べ400万人に上るが東南アジアからの観光客は140万人で、埋め合わせることは困難と指摘した。