オンラインゲーム大手の遊戯橘子数位科技（ガマニア・デジタル・エンターテインメント）が設立した第三者支払いサービス業者、楽点行動支付（ガッシュペイ）は20日、同社が展開するモバイル決済サービス「橘子支」（ゲームペイ）について、同社に出資するタクシー大手の台湾大車隊と提携サービスを提供すると発表した。21日付工商時報が報じた。
楽点行動支付は５月、ガマニアの従業員を対象とした試験運用を開始。既に従業員の約９割が専用アプリをダウンロードし、同社社内食堂支払いの３割がゲームペイを通じたものとなっている。
今後は台湾大車隊、警備会社の中興保全、三商集団、花蓮美侖大飯店（パークビューホテル）、復興航空（トランスアジア航空）といった株主企業や友好企業と提携した試験サービスを展開し、９月に正式な運用を開始したい考えだ。なお同サービスの利用可能拠点は９月時点で３万カ所、年内に10万カ所への拡大を目指す。
一方、台湾大車隊の林村田董事長は、現在保有する１万6,000台のタクシー車両にモバイル決済を積極的に導入すると述べ、２年以内に売上高の80％、３年以内に90％を現金以外の決済が占めるようにしたいと語った。
