ニュース その他分野 作成日:2016年7月21日_記事番号:T00065372
蔡英文総統は20日、ブルームバーグ金融フォーラムであいさつし、台湾は「5つの苦境」に直面しており、それを3つの方策で打開していく姿勢を明らかにした。21日付聯合報が伝えた。
蔡総統は▽マイナス金利時代を受けた定期預金者の利息収入減少▽銀行における余剰資金の拡大▽貯蓄超過率の上昇▽企業投資の減少▽台湾株の取引低迷──という5点を苦境として挙げ、「政府による経済振興と改革への市民からの期待を十分感じている。経済をできるだけ早く逆転させたい」と述べた。
その上で、蔡総統は台湾経済を救う3つの方策として、▽企業の投資意欲喚起や民間資本の公共事業参加▽環太平洋経済連携協定(TPP)や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)など地域貿易協定への加入▽新たな経済モデルの構築に向けた産業モデル転換基金の創設──を挙げた。
蔡総統はこのほか、金融とIT(情報技術)を融合した「フィンテック」が避けて通れない試練になるとし、金融監督管理委員会(金管会)の法的な見直し作業を指示したことを明らかにした。
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