ニュース 商業・サービス 作成日:2016年7月22日_記事番号:T00065398
中国人観光客を乗せたバスの炎上事故で26人が死亡したことを受け、林全行政院長は21日の閣議で閣僚全員による黙とうをささげた後、「中国人観光客の台湾旅行には構造的な問題がある」とし、徹底的な見直しを指示した。22日付聯合報が報じた。
犠牲者の家族らが21日台湾に到着し、中壢殯儀館で棺に献花を行った。突然の訃報に、多くの家族が涙を抑えられなかった(21日=中央社)
林行政院長の発言は、無理な低価格によるツアー、運転手の過労などさまざまな問題点があることを念頭に置いたものだ。林行政院長は同日午後、事故現場や遺体安置所を訪れ、死者に哀悼の意を表した。
林行政院長は「事故発生原因を速やかに究明し、台湾の公共空間や輸送システムを全面的に見直すとともに、運輸の安全に取り組み、国民と旅行客の安全を守りたい」と強調した。
鄭文燦桃園市長は「格安ツアーがさまざまな問題を生んでいる。両岸(中台)間の観光は品質と安全を兼ね備えるべきだ」と訴えた。
今回の事故を受け、交通部は200人体制で観光地や高速道路などで貸切観光バスの安全設備などを点検する作業に着手した。台北市の中正紀念堂付近で検査した13台には非常口設備などに重大な違反事項はなかった。
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