ニュース 医薬 作成日:2016年7月26日_記事番号:T00065439
衛生福利部と法務部は、医療トラブルをめぐる裁判の長期化を防ぐため、台中市、彰化県、台南市、高雄市と協力し、検察による捜査中の医療トラブル案件に関する初期鑑定制度を1年間試験導入する。26日付自由時報が伝えた。
医療トラブル案件では通常、一般鑑定に5~9カ月を要するが、初期鑑定制度は最短2週間で初期鑑定結果を示し、その後どのような法的措置を取るべきか判断する参考にしてもらうものだ。
衛生福利部によると、医療トラブル案件で検察が捜査に着手後、検察官は衛生福利部が設置した鑑定医師・諮問医師人材バンクから専門家に初期鑑定を依頼する。初期鑑定で「勝訴の見込みなし」と判断されれば、当事者が民事での提訴を見送る目安となる。過去に初期鑑定を試験導入した台中市では、約5割で調停が成立した。
衛生福利部の統計によると、2014年の医療トラブルをめぐる訴訟は、高等法院レベルで民事94件、刑事40件、地方法院レベルで民事259件、刑事67件となっている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722