ニュース 電子 作成日:2016年7月27日_記事番号:T00065458
米半導体メモリー大手、マイクロン・テクノロジーは22日、米証券取引委員会(SEC)に戦略的投資者の受け入れを示唆する内容の報告書を提出した。市場関係者は台湾DRAM大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)によるマイクロンへの出資が具体化する可能性が高まったと受け止めている。27日付工商時報が伝えた。
報告書は、「特定の株主が5%以上の株式を取得しても、マイクロンの所有権に変更はない」とする内容で、マイクロンが近い将来、戦略的投資者を受け入れる可能性をほのめかすものといえる。マイクロンの株価は25日に約6%も高騰した。
南亜科技は「市場の憶測にはコメントしない」としている。南亜科技は今年5月の段階でマイクロンの増資を最大315億台湾元(約1,000億円)規模で引き受けることを董事会で決議している。
マイクロンは台塑集団(台湾プラスチックグループ)とのDRAM合弁、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の完全子会社化を計画しており、南亜科技によるマイクロンへの出資はイノテラ完全子会社化に向けた前提条件の一つとなっている。マイクロンの増資を南亜科技が引き受けることが正式に決まれば、マイクロンによるイノテラ完全子会社化も同時に実現に近づくことになる。
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