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クルーズ船訪台客、今年は過去最高86万人も


ニュース 運輸 作成日:2016年7月27日_記事番号:T00065470

クルーズ船訪台客、今年は過去最高86万人も

 交通部の王国材政務次長は26日、台中市で開催中の「2016年国際クルーズ船フォーラム」(25~28日)で、クルーズ船による観光客訪問数で台湾は、中国とシンガポールに次ぎアジア第3位だと述べ、今年は過去最高の延べ86万人が訪れるとの見通しを示した。クルーズ船観光の商機が広がりそうだ。27日付経済日報が報じた。

 同フォーラムにはアジアの10カ国・地域からクルーズ船業界関係者や政府・研究機関関係者200人が参加。主催した港湾運営会社、台湾港務(TIPC)の張志清董事長は、今年は米プリンセス・クルーズの大型クルーズ客船「ゴールデン・プリンセス」が基隆港を拠点化、来年はイタリアのコスタ・クルーズが台湾に就航する予定で、クルーズ船による訪台観光客は2年以内に100万人突破も可能との見方を示した。

 交通部の統計によると、台湾には毎年平均568隻のクルーズ船が、主に基隆港、台中港、高雄港に寄港している。台中市は台湾鉄路(台鉄)台中港駅から1駅の大甲駅と台中市内をつなぐ「大台中山手線」、台中港から市街地を経由して台中清泉崗空港をつなぐ「双港ライトレール(軽量軌道、LRT)」を計画中で、クルーズ船観光の発展に貢献しそうだ。