ニュース 運輸 作成日:2016年7月27日_記事番号:T00065473
7日以上の連続勤務を禁止し、7日ごとに1日の休日を付与することを義務付ける「六勤一休」制度の8月からの導入を前に、台湾鉄路(台鉄)の運転士で結成される労働組合「火車駕駛員(鉄道運転士)聯誼会全国総会(火聯会)」は26日台鉄に対し、8月より1日200便の減便を要求。これが聞き入れられなければ、9月より法に基づいて休暇を取得すると表明した。27日付自由時報が報じた。
これに対し台鉄の周永暉局長は、急行列車「莒光号」の長距離路線のうち、一部搭乗率の低い便については削減を検討するとコメントしたが、1日200便の削減については拒否。8~9月は現在の時刻表通りの運行を維持すると強調した。
しかし労組側は、台鉄の乗客数は10年前の1日当たり延べ46万5,000人から現在は延べ62万8,000人余りと約35%増加しているが、従業員の数に変化はなく、うち運転士は1,074人で約352人不足していると主張。不足分は残業などで補っており、病気になっても休めない状況だと訴えた。
また火聯会の高偉致秘書長は、人手不足は運転士だけでなく台鉄の各部門に及んでおり、運行の安全に支障が出ていると指摘している。
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