ニュース 社会 作成日:2016年7月27日_記事番号:T00065478
空港警備を担当する内政部警政署航空警察局(航警局)の警察官が中国企業の営業担当の女性と不適切な関係を結び、桃園空港などに設置するX線検査装置を中国企業の代理店に独占受注させた上で、賄賂を受け取っていたことが分かり、収賄罪で起訴された。27日付蘋果日報が伝えた。
問題の警察官は航警局保安科に勤務していた孫一鳴容疑者(48)。孫容疑者は中国同方威視公司の台湾地区経理の女性(32)と不倫関係となり、桃園空港などに設置するX線検査装置の入札で便宜を図り、同社の代理店に7,000万台湾元(約2億3,000万円)相当を独占受注させた上、306万元の賄賂を受け取っていた。
同社から納入されたのは「日本製」を装った中国製のX線検査装置17台で、設置後に正常に作動しないトラブルが相次ぐ粗悪品だった。問題の装置は中国製の部品を日本で組み立てたものだった。
孫容疑者は交通部民用航空局(民航局)の意向を無視し、中国民用航空局(CAAC)の認証でも入札に参加できるよう条件を緩和するなど、落札に便宜を図っていた。
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