群創光電（イノルックス・ディスプレイ）はこの第２四半期、サムスン電子に対し携帯電話用パネルの供給を始める。1.8インチ型、２インチ型の主流製品が中心で、初回出荷量は100万枚に上るとみられる。２日付工商時報が報じた。
群創の携帯パネルの供給先は、昨年は中国のノーブランドの携帯メーカーが中心だったが、今年は一流ブランドメーカーへの出荷比率が50％以上に上る見通しだ。今年第１四半期には、これまでＳＴＮパネルを供給していたノキアに対しＴＦＴパネルの供給を開始しており、品質への高い評価がうかがえる。
段行建同社総経理は年初に、ＳＴＮとＴＦＴを合わせた小型パネルの今年の出荷量が8,000万～１億枚に達するという見通しを明らかにしていた。昨年の中小型パネルの売上高は240億台湾元（約810億円）で、今年は出荷枚数が数倍の成長をみせると予想されることから、中小型パネルのの売上割合が全体の20％に達する可能性もある。
