ニュース 商業・サービス 作成日:2016年7月28日_記事番号:T00065493
スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が世界各地でブームとなる中、台湾でのサービス開始が遅れている。背景には任天堂と共にポケモンGOを開発した米ナイアンティックラボが台湾で特許紛争に直面していることがあるもようだ。28日付蘋果日報が伝えた。
ナイアンティックラボは、ポケモンGOと技術的に共通性が高いスマートフォン向けゲーム「イングレス」を提供しているが、台湾のゲーム開発者はナイアンティックラボに台湾での特許権を侵害されたとして、「イングレス」のサービス中止を求めて台湾の智慧財産法院(知的財産裁判所)に提訴しており、8月に審理が始まる。
原告側の弁護士で特許ビジネスを営む王信氏は「イングレスは台湾でサービス開始から3年余りがたつが、(位置情報を利用した)同じゲームモデルに属するポケモンGOは、イングレスの『可愛版(かわいくしたバージョン)』だ」と指摘。今後は「ポケモンGO」の台湾でのサービス禁止を求める仮処分申請を行うことも検討していくと表明した。
王氏は「自分がイングレスを提訴しているため、ポケモンGOが台湾に進出しない」とコメントし、ナイアンティックラボとの早期和解に期待感を示した。
ナイアンティックラボとは今年5月に和解交渉を行ったが、王氏が1億台湾元(約3億3,000万円)の権利金を要求し、決裂していた。
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