ニュース 電子 作成日:2016年7月29日_記事番号:T00065515
タッチパネル最大手、宸鴻集団(TPKホールディング)が28日発表した自社決算による第2四半期の連結売上高は前期比28%減、前年同期比19.6%減の170億8,000万台湾元(約550億円)で、純損失は24億9,900万元に上った。前期は小幅な黒字だったが、大幅赤字に転落した。29日付経済日報などが報じた。
第2四半期の粗利益率はマイナス9.3%、営業損失は27億4,300万元だった。生産ライン稼働率が損益分岐点を下回ったことや、下半期の新製品発売に向けた準備のためのコスト計上が響いた。
劉詩亮同社財務長は、損失の7割は主要顧客であるアップルからの受注が減少したことだと説明した。アップル向けの出荷枚数は2月以降減少が続いている。また第2四半期は非需要期であることや、顧客の新旧製品の端境期であったことも要因だ。
第3四半期はスマートフォンやタブレット端末などの新製品発売が続き、タッチパネルの量産時期に入ることから増収を予想している。鍾依華同社総経理は、今後、自動車、ヨット、航空など向けのウエアラブル(装着型)端末用タッチパネルの開発に力を入れることで、生産能力向上と出荷枚数増加を図り利益率を引き上げたいと語った。
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