ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年7月29日_記事番号:T00065519
ステンレス最大手、燁聯鋼鉄(YUSCOステンレス・スチール)は28日、原料のニッケルの国際価格上昇を受けて、台湾域内向け8月オファー価格を300系熱延・冷延ステンレス製品で1トン当たり平均3,500台湾元(約1万1,000円)引き上げた。引き上げ幅は過去4カ月で最大だ。ニッケルを含まない400系製品は据え置いた。一方、輸出向けは製品により30~120米ドル引き上げた。29日付工商時報が報じた。
ニッケルの1トン当たりの月間平均価格は1万300米ドルに上昇した。スポット価格は1万500米ドルに迫っている。
YUSCOの値上げについて允強実業(YCイノックス)などの川下業者は、予想どおりで、関連製品の輸出・台湾域内価格に適切に反映させると説明した。
なお、同業の唐栄鉄工廠はきょう28日に8月オファー価格を発表するが、YUSCOに追随するものとみられる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722