ニュース 社会 作成日:2016年7月29日_記事番号:T00065533
最高法院(最高裁)は28日、昨年7月に台北都市交通システム(MRT)中山駅で4人を刃物で切り付け、負傷させたとして起訴された郭彦君被告(27)の上告を棄却し、高等法院(高裁)が下した懲役12年の判決が確定した。29日付自由時報が報じた。
郭被告は昨年7月20日夜、スーパーマーケットで万引きした果物ナイフを手にMRT中山駅4番出口のエスカレーターを下りながら、無差別に市民を襲い、8秒間で4人にけがを負わせた。長期にわたる失業状態を親族にとがめられたことで鬱憤(うっぷん)がたまり、これを晴らすための犯行だったとされる。
一審では被害者が負った傷が浅かったことなどから被告に殺意はなかったとして傷害罪で懲役3年の判決が下された。しかし、検察は被告は胸や首など命に危険が及ぶ箇所を切り付けており、傷が浅かったのは被害者が偶然、身をかわしたためだと指摘。刑が軽過ぎるとして控訴した。
高裁で行われた控訴審で裁判官は検察の主張を支持し、被害者2人に対しては被告に殺意があったと認め、殺人未遂と傷害の罪で合わせて12年の判決を言い渡していた。
郭被告の上告に対し、最高裁は被告が殺意を持ってナイフを振り回したことは明らかとの見解を示し、これを棄却した。
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