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イノラックス、Q3は利益増に自信【図】


ニュース 電子 作成日:2016年8月1日_記事番号:T00065544

イノラックス、Q3は利益増に自信【図】

 液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は29日、第2四半期の粗利益率が2.3%とプラスに転じたと発表した。王志超董事長は、下半期はテレビ用、IT(情報技術)製品用などの液晶パネルが品薄状態で、利益率の高い製品を選択して生産することにより第3四半期の業績は確実に上向くとの見方を示した。30日付工商時報が報じた。

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 同社は、第3四半期は大型パネルの出荷枚数が5%拡大すると予測。中小型パネルは出荷枚数が1~5%減少するものの、平均出荷単価は5%上昇するとみている。生産ライン稼働率が現時点で90%以上を維持していることも、第3四半期の業績を楽観視する材料だ。

 イノラックスの第2四半期連結売上高は668億500万台湾元(約2,200億円)で、前期比18.4%増だった。粗利益率はプラスに転じたものの、間接コストが依然粗利益を上回っており、前期から縮小したものの本業損失30億3,900万元を計上した。純損失は34億7,600万元だった。上半期売上高は1,232億2,200万元で、純損失は120億5,800万元だった。

 なおイノラックスは今年8.6世代生産ラインに350億元を投資、ガラス基板投入ベースで5万枚を新たに拡大する。主に50インチ、58インチ、100インチのテレビ用パネルの生産するほか、1枚のガラス基板から45インチと23.6インチのパネル生産に取り組む。生産開始は今年末、大量生産は来年からの予定だ。高雄・路竹工場の第6世代LTPS(低温ポリシリコン)生産ラインも試験生産が順調だ。