ニュース その他製造 作成日:2016年8月1日_記事番号:T00065551
台湾経済研究院(台経院、TIER)が29日発表した6月製造業景気指数は9.79ポイントで前月比0.29ポイント下落し、景気信号は「青(後退)」で15カ月連続と、過去最長を更新した。孫明徳・同院景気予測センター主任は、第3四半期に入り、IT(情報技術)産業に好転の兆しがみられるが、石化産業と運輸産業が依然不調と指摘した。30日付工商時報が報じた。
製造業景気指数を構成する5項目のうち、「原材料投入」は前月比0.46ポイント下落、「販売価格」は0.07ポイント下落した。一方、「コスト」と「経営環境」は0.02ポイント上昇、「需要」は0.2ポイント上昇した。
業種別で、「青」だったのは全体の74.3%で前月比4.51ポイント増加し、「黄青(後退傾向)」は23.27%で1.01ポイント増加した。「緑(安定)」は2.43%と、4.8ポイント減少した。「黄赤(過熱傾向)」と「赤(過熱)」は0%だった。
台経院は、通年の製造業景気信号も「黄青」は困難と、「青」の予測を示した。ただし、電子電機産業、民生工業、運輸工業、その他製造業は「黄青」の予想だ。
孫景気予測センター主任は、英国の欧州連合(EU)離脱決定により欧州経済が減速し、台湾の自動車部品や自転車産業に不利となる可能性があると指摘した。
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