ニュース 公益 作成日:2016年8月1日_記事番号:T00065558
経済部は29日、台湾電力(台電、TPC)の黄重球董事長が健康上の理由で辞任を申し出、これを受理したと発表した。後任には朱文成TPC総経理(64)が内定している。黄前董事に近いTPC関係者は、新政権のグリーンエネルギー政策、電力不足問題の解決、電力自由化に同調できず、自ら辞任を申し出たと語った。30日付工商時報が報じた。
朱・次期董事長は米国テキサス大学電機工程を卒業。専門は電力の自由化など(29日=中央社)
黄前董事はこれまで、政府の脱原発政策に対し、「グリーンエネルギーが原子力発電に取って代わることは不可能」と発言。また停止している第1、第2原発の一部発電機が再稼働できていないことについて、「(電力不足問題が発生すれば)政府が責任を取るべきで、TPCが全ての責任を負うことはできない」などと政策に不満を示していた。
黄前董事の辞任により、蔡英文総統当選以来、総統就任式直前に辞任した台湾中油(CPC)前董事長、先月辞任した水道事業者の台湾自来水(台水)前董事長を含め、経済部の4大国営事業のうち3事業の董事長が辞任した格好だ。
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