宏達国際電子（ＨＴＣ）は１日、同社がセコイア・キャピタルなど世界のベンチャーキャピタル（ＶＣ）28社と共同で設立したバーチャルリアリティー（ＶＲ）関連産業への投資を行う投資連合「VRVCA（バーチャル・リアリティー・ベンチャー・キャピタル・アライアンス）」に、エヌビディア傘下のＧＰＵベンチャーズ、中国のオンラインゲーム大手、盛大集団など新たに８社が加盟したと発表。これにより加盟企業数は36社となり、資金規模は120億米ドルを超えた。２日付工商時報が報じた。
11月に「VIVE X」プログラムの第２期の募集を開始する計画だ（リリースより）
またＨＴＣは、同社が今年４月に立ち上げたＶＲ関連のスタートアップ企業育成プログラム「VIVE X」で支援対象に選ばれた企業に、VRVCAの会議に優先的に参加できる権利を付与し、より多くのＶＣに自社のプロジェクトをアピールする機会を提供する方針だ。
「VIVE X」プログラムには世界の約1,200社から申請があり、うち33社を選出した。現時点で社名が公開されているのは23社で、残りの10社についてはその技術的影響力を考慮して非公開としているが、４カ月の育成期間が経過した後、その成果を発表する予定だ。
