生命保険大手の国泰人寿保険（キャセイライフ）は７月29日、保険料一括納付型で金利変動型の台湾元・米ドル建て終身生命保険の発売を再開した。これにより、生保大手６社が全て保険料一括納付型の終身生命保険を販売することになった。２日付工商時報が伝えた。
国泰人寿の新商品は積立利率が台湾元建てで年2.66％で、７年満期の年平均利回りは2.3％となっている。
国泰人寿の林昭廷副総経理は「数年前に他社と表示利率の高さを競わないとしたが、今回の新商品は国泰人寿に保険料一括納付型の終身生命保険がなく、他社に顧客を奪われるという代理店の声に応えたものだ」と説明した。
保険業界では低金利環境の中で積立利率を引き下げる動きも見られるが、各社は保険料一括納付型の終身生命保険でしのぎを削っている。業界では台湾人寿保険が積立利率3.03％、南山人寿保険が2.89％の商品を販売している。
