ニュース 社会 作成日:2016年8月2日_記事番号:T00065593
本紙では先日、厳しい暑さが続く台中市で信号待ちのバイク乗りが直射日光を避けようと、街路樹やバスの陰に先を争って入っているとのニュースをお伝えしたが、桃園市はこのほど、信号待ちのつらさを少しでも和らげようと赤信号の点灯時間を最大40秒短縮する措置を導入した。
桃園市には、赤信号の点灯時間が200秒を超える交差点が6カ所存在し、信号待ちのライダーから「待っている最中に気を失いそうになった」「焦げるかと思った」などと忌み嫌われており、これがメディアにも取り上げられて話題となった。
これを受けて同市交通局の高邦基局長は1日、即日より1カ月間、問題となっている交差点6カ所の赤信号点灯時間を午前9時~午後4時まで試験的に20~40秒短縮すると表明した。効果が上がれば今後、待ち時間が180秒以上の信号にも導入を検討する。
ただ猛暑の中、200秒の待ち時間が数十秒短くなったところで、苦しみはそれほど軽減されないらしく、実際に短縮信号待ちを経験したライダーからは「短くなったの?あまり実感はないよ」といった感想が聞かれる。
なお、高雄市では、暑さを避けようと交差点のバイク専用停止エリア外に停車するライダーが出て、交通事故につながるとの懸念から、2年前より鳳山区で停止エリア上部の日よけを設置した。台湾で初めての措置で、これを知った他県市のライダーから「うちの地元にも欲しい」とうらやむ声が上がっている。
今後もまだまだ熱い日が続く見通しで、バイクの「日陰争奪戦」が原因で事故が増えるようなことがあれば、高雄市のような日よけの導入が各地に広がるかもしれない。
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