ニュース その他製造 作成日:2016年8月8日_記事番号:T00065688
彰化県の彰化浜海工業区に結晶シリコン工場を建設している宝徳能源科技(パワーテック・エナジー)は、2017年第4四半期の量産開始を計画している。8日付工商時報が伝えた。
大株主である中鼎工程(CTCI)、華新麗華集団、行政院国家発展基金(国発基金)の支援を受け、パワーテックの結晶シリコン工場(年産7,500トン)はこれまでに工事の90%が完了した。182億台湾元(約590億円)の投資を実行し、さらに48億元の投資資金が必要となる見通しであることから、現在銀行団から32億元の協調融資(シンジケートローン)を受ける方向で準備している。
パワーテックの朱少華副董事長は「政府は太陽電池の国産化政策をグリーンエネルギー産業と結び付けようとしている。パワーテックは国発基金による出資を受け、結晶シリコンの国産化目標で重要な役割を果たす存在となった」と述べた。
朱副董事長によると、パワーテックの結晶シリコンの生産コストは1キログラム当たり約21米ドルだ。研究機関の予測によれば、世界の結晶シリコン市場は今年末には需給が均衡する見通しで、中国製の結晶シリコンのスポット価格は今年、18.25米ドルへと約30.6%上昇している。
朱副董事長は「現在工場建設を急いでおり、市況回復とともに、量産経営に向けた契機になると期待される」と指摘した。
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