ニュース 商業・サービス 作成日:2016年8月8日_記事番号:T00065694
交通部観光局関係者は、安定して推移していた中国人自由旅行者の訪台申請数が7月末から1日平均1,000人減少しており、8月の訪台者数は初めて前年同月比で減少に転じるとの見通しを述べた。8日付経済日報が報じた。
観光局の統計によると、中国人ツアー客は今年5月から減少し、現在は1日当たり割当人数の3分の2に当たる3,400~3,500人となっている。一方、自由旅行客は昨年11月に割当人数を1,000人拡大し、現在は1日平均4,000人で推移している。しかし観光局関係者は、ツアー客は8月末には1日平均2,500人と割り当ての半分に、自由旅行客は3,000人に落ち込む可能性を指摘した。
交通部の統計を基に計算すると、中国人ツアー客と自由旅行客の減少により、1カ月当たりの外貨収入が26億2,000万台湾元(約85億円)減となり、観光業や運輸業などが打撃を受けそうだ。
また交通部民用航空局(民航局)の統計によると、航空便の台湾~中国路線は6月、前月比で434便減少し、乗客数は同6万人減少した。航空各社は小型機への切り替えや人気の台湾~日本路線増便などで対応している。ただ、日本路線も供給過剰により減便や価格引き下げを余儀なくされており、航空各社は下半期の業績が悪化するとみられる。
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