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来年の生命保険料、低金利で過去最高に


ニュース 金融 作成日:2016年8月8日_記事番号:T00065695

来年の生命保険料、低金利で過去最高に

 金融監督管理委員会(金管会)による所定の算定式によれば、来年の台湾元建て長期保険の責任準備金に対する利率は年2%を割り込み、1.75%まで低下する。このため、保険金払込期間6年以上の終身生命保険の保険料は来年、今年を最大で20%上回り、過去最高の水準まで上昇する見通しだ。8日付工商時報が伝えた。

 翌年の責任準備金利率は、前年7月から今年当年6月までの主な公債利回りが基準となる。金管会は通常8~10月に生保業者に確認の上、第4四半期に最終利率を発表する。

 台湾の10年物公債の利回りは1%を割り込み、保険会社の投資リスクが高まっている。業界関係者は「このまま行けば、責任準備金利率は算定式に従って引き下げられ、保険料は過去最高を記録しそうだ」と指摘した。

 一例として、期間20年の保険金額100万台湾元(約324万円)の終身生命保険に20代で加入した場合、年間保険料は2万~3万元となりそうだ。