ニュース 商業・サービス 作成日:2016年8月9日_記事番号:T00065721
百貨店大手、太平洋崇光百貨(太平洋そごう)はあす10日から24日まで、台湾全土の店舗で3,000台湾元(約1万円)の購入で300~500元の商品券を還元するセールを行う。還元率は最大約16%と同社としては過去最高で、期間中の売上高は少なくとも5%増を目指す。9日付工商時報などが報じた。
今回のセールは台北店復興館(大安区)開業10周年と、敦化館(大安区)の20周年改装オープンを記念して行う。対象商品は紳士、婦人、子供服や靴のほか、下着、寝具、玩具などで、ブランド品や家電は含まない。
百貨店業界ではこの夏、セールが盛んだ。新光三越百貨は7月22日から8月1日まで、提携クレジットカードによる2,000元の消費に対し200元を還元するキャンペーンを行って、約3割増収となる42億元の売上高を上げた。遠東百貨(ファーイースタン・デパートメントストアズ)は6月末から25日間行った50周年記念セールで、5,000元購入で500元還元などのキャンペーンを打ち出し、1~7月売上高が約2%増加した。
ただ、業界からは、セールが過剰気味で、第4四半期の周年慶(創業祭)は痛みを伴うものになるとの懸念も指摘されている。ある百貨店関係者は、アウトレットやネットショッピング業者への対抗策はセールではなく、商品の差別化によるすみ分けだと訴えた。
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