ニュース 運輸 作成日:2016年8月9日_記事番号:T00065725
中華航空(チャイナエアライン)グループが90%出資している格安航空会社(LCC)、台湾虎航(タイガーエア台湾)は累積損失が膨らんでおり、出資比率10%のシンガポール航空が新会計年度を迎える来年4月以降に撤退するか否か判断するとみられる。9日付工商時報が報じた。
消息筋は、タイガーエア台湾は既に冬季スケジュールの航空券を販売しており、3月末までは何とかなると予想した。
タイガーエア台湾は2013年12月、中華航空とタイガーエアの共同出資で設立され、その後シンガポール航空がタイガーエアを買収した。資本金20億元に対し、今年6月末の累計損失は11億台湾元(約36億円)に上る。
シンガポール航空は、傘下のスクートとタイガーエア台湾それぞれの公式ホームページで相互の航空券を購入できるようにしており、合併の準備との見方もある。スクートは台湾に就航し、以遠権を行使して日本や韓国にも就航している。
業界関係者は、中華航空とシンガポール航空はお互いの出方をうかがっており、中華航空がタイガーエア台湾の全株式を買い取るか、整理するか判断を迫られると話した。
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