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ポケモン保険も登場、金融業界で便乗商法【表】


ニュース 金融 作成日:2016年8月10日_記事番号:T00065751

ポケモン保険も登場、金融業界で便乗商法【表】

 スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が世界的にブームとなる中、台湾金融業界はあの手この手でマーケティングへの活用を目指している。生命保険業界ではゲーム中の不慮の事故を補償する「ポケモン保険」も登場した。

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 10日付経済日報によると、国泰人寿保険(キャセイライフ)はポケモンGOのヘビーユーザー向けに期間1年の傷害保険を発売した。年間保険料3,420台湾元(約1万円)で、死亡保障300万元、事故医療補償2万元が得られる商品だ。同社はまた、週末にモンスターを捕まえに行くライトユーザー向けに24時間有効の超短期傷害保険も発売した。保険料はわずか28元だ。

 損保業界も泰安産物保険が「スマホゲーム保険」の発売を検討しているほか、大手損保の中にはゲーム業者と直接提携を目指す動きもあるという。

 損保業界では、ゲームユーザー本人が転倒した場合などを補償対象とする個人保険、他人を負傷させた場合などを対象とする第三者責任保険の発売が検討されている。

 富邦産物保険の陳維格副総経理は「ポケモンGOが米国でサービスを開始してから、ブームに関心を寄せてきた。台湾でのスマホゲームの発展ぶりを注視しながら、いかなる提携機会も排除しない」と述べた。

 銀行業界も例外ではない。遠東国際商業銀行(遠銀)はポケモンGOのユーザーがモンスターを捕まえられるスポットを本支店に設定し、マーケティングに生かすことを検討している。もっともそうした動きは一部で、多くの金融機関がポケモンハンターが店舗内を歩き回ることに眉をひそめていることも事実だ。