ニュース 金融 作成日:2016年8月10日_記事番号:T00065752
台湾元は9日、海外からのホットマネーの流入が続いていることから4日連続で米ドルに対して上昇し、終値は1米ドル=31.455台湾元と31.5元ラインを突破、約1年ぶりの高値となった。10日も午後3時段階で1米ドル=31.103元と一段と上昇が続いている。10日付工商時報が報じた。
外為トレーダーは、米国の非農業部門の雇用統計が予想を上回り米ドルの押し上げ要因になったものの、世界各国の中央銀行が金融緩和政策を続ける中、資金が依然アジア新興国に集まる状況だと指摘。特に韓国株と台湾株に外資の買いが入り、韓国ウォンと台湾元を押し上げていると説明した。最近1カ月で、韓国ウォンは米ドルに対して5.02%、台湾元は2.71%上昇した。一方、日本円は1.64%下落した。
台湾元が今後1米ドル=31元ラインを超える水準まで上昇するかについて銀行の外為主管は、▽外資の台湾株買いの継続▽市場が米国の利上げ観測に動じない▽大規模テロが発生しない──の3つの条件が必要と指摘した。
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