ニュース 電子 作成日:2016年8月11日_記事番号:T00065761
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が10日発表した7月連結売上高は763億9,200万台湾元(約2,480億円)で、前月比6.1%減、前年同月比5.6%減だった。ただTSMCは、第3四半期売上高2,540億~2,570億元、前期比14.5~15.9%増の目標に変更はないと強調した。11日付経済日報が報じた。
同社は売上動向や製品構成などについてはコメントを避けた。証券会社は、主要顧客である中国の深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)からの受注が減少した、あるいは台湾元高が響いた可能性があると指摘した。また、第3四半期の売上目標を修正しないとしたことについて、TSMCは半導体景気を強気に見ていると分析した。
証券会社は、8~9月は16ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)製造プロセスによる、アップルのスマートフォンiPhone次世代機種向けプロセッサー「A10」の出荷が大幅に増加するとみられるほか、エヌビディア(NVIDIA)に供給するグラフィックプロセッサーなど、非アップル顧客への16ナノプロセス、28ナノプロセスのロー~ミドルエンドチップの供給が増える見通しだとして、好調を予測している。TSMCは今年、16ナノプロセス製品の世界市場でシェア70%に達し、16ナノプロセス製品は売上高の20%以上を占めるとみられる。
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